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スタッフブログ

風間 虎太郎

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2008/11/29 05:18

コタローです(3)

どうもー、コタローです。

家庭科の時間に、湯葉は何から作られているか聞かれ、あてずっぽうに豆乳と答えたら当たった事がある、サイコキネシスコタローです。

図工の時間に作ったオリジナル貯金箱が開けられなくなり、餓死しかけたコタローです。

数学で成績が良かったけど、今では割り算すらできないコタローです。

現国の授業中に、廊下で不良がケンカを始め、先生が止めに行ったら2秒でボコられて帰ってきたのを目撃してしまったコタローです。


コタローです…コタローです…コタローです…

2008/11/26 19:31

コタローと美容室

ブイーーン

店員さん「いらっしゃいませーっ!」

俺は弾ける笑顔に迎えられた。心地良い「いらっしゃいませ」のハーモニーが、全身に浴びせ掛けられる。

美容師さん「本日は、どのように?」

俺「そうだな…毛先の痛みを取り、全体的にすいてくれ。ガッツリな。ハゲてるんじゃないかぐらいすいてもかまわん。」

美容師さん「かしこまりました。カラーは?」

俺「そうだな…3Dカラーで、深みのある表現をしてくれ。イメージ的には、『オーロラ』だな。」

美容師さん(ゴク…)

美容師さんは、あまりの難しい注文に息を飲んだ。周りにいるスッカスカの会話を繰り広げている美容師さん達も、「キムタクにしてください」とか言ってるキチガイなお客さんも、みな一様に沈黙した。美容師さんの次の一言に注目が集まる。

美容師「かしこまりました。腕によりをかけて。」

そう言って、冷や汗をかきながらも、笑みを浮かべてみせた。

俺(ほう?たいしたものだな。逃げ出さぬとは…)

俺「それではさっそく始めてもらおうか。」

そうして、難しすぎる注文に挑む、美容師の挑戦が始まった。

美容師さん「いきますよ!さっそく毛先の痛みを取り除きます!」

俺「ごたくはいいから切れ」

美容師さん「痛み!切る!捨てる!痛み!切る!捨てる!それそれー!」

俺「もっと早くだ!痛みは待ってはくれんぞ!」

美容師さん「キエーーッ!!」

俺「ふん、まぁ及第点と言っておこうか。」

美容師さん「フーッ、フーッ、ありがとうございます。」

俺(そうは言ったが、なかなか若いのにやるな。これは期待が出来そうだ。)

美容師さん「次は、全体的にすいていきます。」

俺「ハゲてるんじゃないかぐらいまでいってかまわんぞ。遠慮したら、タダじゃおかん。」


美容師さん「それそれーっ!チョキチョキチョキチョキ!」

俺「髪一本残すなよ!」

美容師さん「ハァハァ…できました。」

俺「うむ、まずまずだな。」

美容師さん「ありやーっす!!」

俺(すばらしい、注文通りだ。だが、最後の難関が残っているぞ?)

美容師さん「それでは、オーロラのような美しいカラーリングをしていきますね。」

俺「少しでもオーロラじゃないと俺が判断したら、迷い無く帰るからな。」

美容師さん「ゆけ!我の分身たるカラーリング剤よ!この者の髪を、美しく染め上げたまえ!」

俺「その調子だ!0.1秒たりとも気をぬくなよ!神経を擦り減らせ!明日の事は考えるな!!」

美容師さん「はいぃぃいいい!!」

そうして、俺はお望み通りのヘアースタイルを手に入れた。

美容師さん「美しい…これを僕が?神に対する冒涜だ…」

俺「ふっ、チーズフォンデュのようにとろけた表情をしやがって…だが、サンキュな。」

美容師さん「ありがたきお言葉あぁぁああ!!」

そうして俺は、美容室を後にした。









いやー、イメチェンっていいですね。

2008/11/24 20:48

コタローとご近所付き合い

どうもー、3年B組にいたらなんの問題も無く卒業しそうなコタローです。

なんか、最近ご近所付き合いが不足していませんか?

小学生の頃、僕はホットケーキの粉を買うために、自転車を走らせていました。

僕の母親は、得意料理は?と聞くとカップラーメンとホットケーキ!と自信満々に答える○○○○ママなのですが、しかし僕はそんな母親の作るホットケーキが大好きで、喜んでお使いを引き受けました。

スーパーが近づいてきて少し上り坂になった時、テンションが鬼のように上がって、もう目がホットケーキだった僕は、「いやっほぉおー!!」とか言いながら両手を離して自転車を漕いでいました。

すると、両手離し運転に定評がある僕が、まさかの転倒。猿も木から落ちるってやつです。

頭を強く打った僕は、「ギギギギギ…」とか、全然子供らしくないし可愛くない声を出してもがき苦しみました。

そこに知らないおばちゃんが登場。

おばちゃん「どうしたの、大丈夫!?」

優しい言葉をかけてくれる恐らくご近所のおばちゃん。そこで僕は、頭を打った事を伝え、すぐに治療をしなければいけなかったのですが、もう目がホットケーキになっていた僕は

僕「僕の代わりにホットケーキを買ってきてくださぁい!ひぐぅ!」

とか言う始末。

それに対しておばちゃん。「そんなことより病院に行きましょう!」とでも言うのかと思いきや

おばちゃん「ホットケーキね…分かったわ!!」

だってさ。ダメだこりゃ。

しかし当時の僕はおばちゃんがとても頼もしく見えました。財布を渡し、全てをおばちゃんに託しました。

10分ぐらいすると、おばちゃんが満面の笑みでお買い物袋を下げて戻ってきました。

おばちゃん「ホットケーキ、これでいいかい?ホットケーキ、好きかい?」

おばちゃんはスキンシップを計ろうとしてきましたが、ホットケーキを早く食べたかったので、一礼してその場を去りました。

とまぁ、僕の小さい頃にはまだこのような心温まるハートフルストーリーがあった訳です。

今だったら、財布を盗まれるか誘拐されるかって時代ですよ!そういうつもりじゃなくても、世間の目が厳しく、気軽に接することは難しいと思います。

他にも、トイレが我慢できず砂場で漏らしてたら、それを見てた知らないにーちゃんが紙を持ってきてくれて親友になった…なんて事もありました。最近はそーゆうのってありませんよね

そんなの淋しいじゃないか!と言う事で、近所の子供達と積極的に遊ぶことにしました。僕を見なくなったら無実の罪で捕まったと思ってください。

今日もがんばるぞ!

2008/11/22 19:36

コタローと罰ゲーム

どうも〜、新しいスーツに目がトロン、コタローです!

最近テーブルゲームとかしてないなぁと思っていたら、昔の事を思い出しました。

それは小学校の移動教室での事です。

風呂に入り終わり、みんなでUNOでもしよーぜ!という事になって、軽い罰ゲームなどを賭けて勝負をしていました。最初はしっぺやデコピンという、さして負けても痛くない様なものでした。

その日の僕は神懸かっていて、全戦全勝。UNOのカードすら自分が操っている気分でした。

そこで気を良くした僕は、最後の勝負はキッツイ罰ゲームにしようと提案しました。内容は

となりの女子の部屋に行って、「愛してる!世界中の女愛してるうぅぅう!!」と言いながら女子を追いかけ回すというものでした。

男達からは「げぇ〜」とか、「勝ってる奴は気楽で良いよな〜」とかの不平不満の声があがりました。

三分後…僕はとなりの部屋で奇声をあげながら女子を追いかけ回していました。

「うへへへぇ〜!愛してる!世界中の女を愛してるぞおぉおお!ガハハハハ!!どすこーい!!」

もうヤケでした。軽くアドリブも入れて高速で追い回し、気の弱い女子は涙目。部屋から出ようとする女子には「ディーフェンス!ディーフェンス!!」と言ってオリバーカーン並の守備力で逃がしませんでした。

しばらく追いかけ回してから颯爽と逃げたのですが、その後ろ姿に当時一番の天敵だった女子から「サイテー!!」と声をかけられました。お前だけは何があっても愛さないから大丈夫だよ!!と心の中で捨て台詞を吐きましたが、全部自分が悪いので言葉には出来ませんでした。

僕はどうやら、一番罰ゲームがキツくなった時に負けるみたいです。

成人してからも、深夜のコンビニにムーンウォークで入り、散々練り歩いてから出るという罰ゲームをやりました。自動ドアじゃなかったので、ケツでドアを開けました。「いらっしゃいませ」の声が痛かったです。

なにかと勝負弱い僕ですが、がんばるぞ!








2008/11/19 19:30

コタローです(2)

どうもー、花を見つけるとつい水をあげてしまうコタローです。

ドラえもんの目って、実際見たら機械機械してて怖そうだなって思ったコタローです。

アンパンマンって、バイキンマンにやられたら苦しそうな顔してるから痛覚はあるわけで、じゃあ自分の顔をニコニコしながら分け与えてる時も、内心は発狂するほどの痛みと戦ってるのかなと思ったコタローです。

キテレツはのびたと大差ないのに、何故いじめられないのかなと思ったコタローです。

ドラゴンボールは最初の頃、効果音を『DOGOOOONN…!!』とか表現してアメコミ風だったのに、途中からは全く関係なくなったなぁと思ったコタローです。




コタローです…コタローです…コタローです…

2008/11/19 11:18

コタローとハム

どうもー、ヒマワリの種みたいな顔、コタローです。

僕は昔、ハムスターを飼っていました。

名前は、つがいにした時にしっくりくるように、『ハム』と名付けました。もう一匹飼ったら『スター』にしようと企んでいたんです。

まぁそれで、ハムを僕は大層可愛がっていて、毎日えびす顔にチーズフォンデュをぶっかけたようにトロンとしていました。

それで、僕は友達にハムを自慢したくて、持って行く事にしました。タッパーで。

自転車のカゴにタッパーを乗せて必死にこぎました。はやく見せたい、愛くるしく膨らんだほっぺを、見せ付けたい!!

そうして息咳切らして到着し、さぁタッパーを開けてかわいいハムとご対面となりました。

パカッ

僕「ハ、ハムーーーッ!!」

ハムは、ころんと転がり、死んだようになっていました。

僕「な、なんでこんな事に…ハムぅ〜…」

友達「きっと、タッパーは密封されているから、空気が入らなくて窒息したんだよ」

僕「それだ!ハムーっ!!」

そして、僕はハムの小さな体を揺さぶり続けました。すると

ハム「ブヒュン!」

ハムは、息を吹き返し、奇跡的に生還しました。

僕「よかった〜ハムがいなくなったら、俺、俺…」

友達「泣くなよ、ハムに笑われちまうぜ?」

僕「ハハっ、そうだな。そう…だよな。」

そうして感動的なドラマが展開された直後

友達の母「ごめーん、二人とも、ちょっとお使い頼めるかしら〜」

僕たち「はーい」

僕「ちょっとだけだから待っててね」

そう言って、またもやハムをタッパーに入れました。

そうして、二人でお使いに言ったんですが、途中で駄菓子屋のゲームに夢中になっちゃいましてね。大分帰りが遅れてしまったんです。

僕「イェーイ!また勝ったぜ!」

友達「ハッハー!ところでハムは?」

僕「あっ!!」

そうして急いで友達の家に帰宅。すぐさまタッパーを開けると

僕「ハ、ハムーーーッ!!」

またもやハムがコロンとなっていました。

友達「きっと酸素がないから窒息したんだ!」

僕「わかってるよ!」

僕はまたもやハムの小さな体を揺さぶりました。すると、

ハム「ブッヒュン」

僕「よ、よかった〜、ハムがいなくなったら俺、俺…」

感動のシーンをまた繰り広げてしまいました。ハムからしたら「もう勘弁してくれ」って感じだったと思います。


タッパーに生き物を入れたらダメ、絶対。

2008/11/17 15:09

コタローとバイク

どうもー、ジュノンボーイコタローです。

今日久しぶりにバイクに乗ったんですが、色々思い出しました。

僕はたま〜に、母親をバイクに乗せてファミレスとかにいくんですが、母は一向にカーブが上手くならず、僕が曲がった方の逆側に体を倒してしまいます。後ろから見たらV字です。

そのくせ、カーブが終わると

母「ハァ、ハァ…どう、私も大分上手くなったと思わない?ハァ、ハァ…」

と聞いてきます。なんで息切らせてるんだ?何もしてないのに。

そして、ある日もこんなやり取りを終えて最寄り駅に着いた時、とんでもない事に気付きました。

僕「アレ、母さん、ヘルメットは?」

なんと、母はヘルメットをしていませんでした。

母「ハァ、ハァ…ホントね。」


なんで冷静なんだよ!いや、息はハァハァしてるんですけど、リアクションは薄いんですよ。

母「なんとなく頭がスースーすると思ったわ。」

それだよ、気付きなさいよアンタ。しかし、僕も気付かなかったので不注意でした。てか、母親は黒髪でキノコみたいなので、普段からヘルメット被ってるみたいな頭なんですよね。うん、そのせいだ。

そんな事を今日思い出しながら、ボンヤリとバイクの後ろに付いているボックスを閉めたとき、ハッと気付きました。

僕「しまった!…鍵が中だ。」

なんと、バイクとボックスの鍵を鞄に入れて、ボックスを閉めてしまったんです。つまり、ボックスが開けられないからバイクも動かせない。

人生で5本の指に入るぐらいテンパって、110番に電話してしまいました。

僕「大変です!事件です!」

女の人「どうしたんですか!?」

僕「いやすいません、事故です!」

女の人「大丈夫ですか!?」

僕「あれ?事故でもないかな?僕の不注意です!」

女の人「もっと詳しく!!」

そんなやり取りをして、結局女の人に「それはうちの管轄ではありません。」と言われてしまいましたので、鍵の救急センターみたいのに電話して、来てもらいました。
10秒ぐらいで終わったのに、結構高かったです。みなさん、合い鍵は作っておきましょう。トホホ…

2008/11/13 19:30

コタローとヨハン

チュンチュンチュン…

朝の清涼な空気の中、僕はいつもの様に目覚めた。窓から射す光は、神々しく僕の一日を祝福する。

僕は二階の自室から一階のリビングに降りていった。まずは朝の日課、愛犬、ゴールデンレトリバーのヨハンの相手をする。

ヨハン「バウワウ!」

僕「こら、ヨハン、朝から元気過ぎるぞ?アハハハ、ちょっと、おやめったら!」

ヨハンはひとしきり僕の顔を舐めると、満足したようにどこかにいってしまった。

(やれやれ…クスッ)

僕はなんだかおかしくなって笑ってしまった。

母「ほ〜ら、なにやってるの?早く朝ごはんにしなさんな。顔洗ってらっしゃい。」

僕は適当に手を挙げて合図し、顔を洗い、食卓に向かった。

母「ところで、今度のピアノコンクールの練習は進んでるの?休日だからって、」

僕「わかってるよ」

そう言って僕は、スタンウェイのピアノに座り、コンクールの曲を弾いてみせた。

母「流石ね…ベートーベンも真っ青よ…」

僕「もういいだろう?ヨハンと散歩に行ってくるよ。」

と言い、まだ何か言いたそうな母を振り切って、玄関に向かった。

僕「さぁ、行くよヨハン、無限の未来へ!」

ヨハン「ワン!」


いつもの散歩コースを歩いていると、ご近所さんに出会った。

僕「おはようございます」

近所のおじさん「やぁ、相変わらず、ヨハンの散歩は君の係なんだね?それにしてもら本当に大きくなったものだ…」

僕「ええ…」

二人はなんだか感慨深い気持ちになった。
ヨハンは、台風の日に増水した川に流されていた子犬だった。僕が命懸けで救ったのだが、引き取り手が見つからず、結局僕が飼うことにしたのだ。

僕「そんなヨハンも今では元気過ぎるぐらいですよ、アハハハ」

おじさん「全くだ!アハハハ」

僕「それでは、失礼しますね」

おじさん「あぁ…またね」

そう言って僕はその場を去った

おじさん「おや、あの子、肩に小鳥を乗せておったが、気付いてなかったのかな?昔から動物に好かれる子じゃったからな…」

(ほんとうに、不思議な子じゃ…)


朝の清涼な空気、明るい日差し、動物、その全てが僕を祝福していた。




おしまい




どうもー!情報操作の鬼、コタローです!こんな日記見てしまったら、もうすでにみなさん虜ですよね?


好感度も上がったし、今日もがんばるぞ!

2008/11/11 19:08

コタローとワイシャツと私

ドンドンパチパチ!

俺「はぁはぁはぁ…」

そこは銃声の鳴り響く、港の倉庫だった。

俺「ワイシャツ!生きてるか!?」

ワイシャツ「ハイ、なんとか…」

俺達は刑事だ。得に『キナ臭い』ヤマを担当している。命の危険と常に隣り合わせだ。


俺「今回はマジでやべぇかもな…ワリ、ワイシャツ、火ぃもらっていいか?」

シュボ…

マルボロはやっぱうめぇや。思考を冷静にさせてくれる。

ワイシャツ「コタローさん、俺、このヤマ越えたら結婚するんすよ…」

俺「そうか…なら、死ぬ訳にはいかねぇな。」

ドンパチドンパチ!

そんな言葉も無責任に感じる。俺はどこかで、今回こそは生きて帰れない
気がしていた。

ワイシャツ「コタローさん、このワイシャツ、もっててもらってもいいですか?」

そう言って、ワイシャツは、着ていたワイシャツを脱いで全裸になった。

俺「?」

ワイシャツ「形見じゃないっすよ、俺が必ず生きて帰る為です。今から俺が囮になります。その隙に、敵を倒してください。」

俺「オイ、おまっ!」

ワイシャツ「信じてますよ。」

そう言って、ワイシャツは敵のど真ん中に踊り出た。

ワイシャツ「おーいやろうども!こっちだこっちだーっ!!」

その声に反応した敵達は、獲物を見つけた喜びに、顔をトロンとチーズフォンデュのようにとろけさせた。

敵「撃て撃てーっ!ネズミ一匹逃すなよーっ!ヒャハハハハハ!!」

ドンパチドンパチ!

その恍惚の表情をしている敵を前にして、俺はチャンスとばかりに、銃を打った。

パンパンパン!

敵「ぐわっ!」

よし、うまくワイシャツが全裸で囮になってくれてるお陰で、狙いが定まりやすいぜ!このまま

パーーーン…

一際大きく銃声が響き、一つの人影が倒れた。

俺「ワッ…イシャツーーッ!!!」

倒れ込んだ全裸のワイシャツに、銃弾が更に2、3発打ち込まれる。

俺「クソーーッ!」

俺はがむしゃらに銃を乱射し、敵を倒した。

俺「はぁはぁはぁ、ワイシャツ、ワイシャツ!大丈夫か!?」

どうみても助からない傷を前にしても、俺はあきらめられなかった。

ワイシャツ「コ…タロー…さ、ん…あれ?おかし…いや、なにも…みえない…」

俺「ワイシャツーーッ!!」

ワイシャツ「はは…こん、なんじゃ…結婚で…きませんね、あ…たらしい、ワイ…シャツ、まだ…きて…な…い…」

俺「もうしゃべるな!」

ワイシャツを抱えた手に持っていたワイシャツのワイシャツが、サルサソースをかけられたように赤く染まった。

ワイシャツ「あれ…おれ、あ…かい…ワ…イシャ…ツなん…て、もって…たかな…?」

俺「…あぁ、お前の為に新しく買ってやったワイシャツだ!きっと似合うぞ、町のみんなが振り向くはずさ!」

ワイシャツ「ハハ…う…れし…い…な…」

そう言って、ワイシャツの首が力無く横になった。

倉庫の中に、俺の絶叫がこだました。



…一週間後…


コンコン

俺「入るぞー」

ガチャ

ドアを開けた空間は、真っ白な病室だった。そこには、ワイシャツの姿があった。

ワイシャツ「あ、コタローさん、イテテテ」

俺「コラ、起き上がるな、まだ絶対安静なんだからな?そんなんじゃ、新しいワイシャツ着れないぜ?」

ワイシャツ「それだけは勘弁っす!」

俺「ハハハハ!」


俺達の危険なヤマは、綱渡りだったが、なんとか解決した。

ワイシャツも、しぶといやつだ、なんとかかんとか生きている。

ワイシャツ「…あの、」

俺「ん?」

ワイシャツ「俺、刑事やめようかと思って…」

俺「そう、か」

俺にはそれ以上は何も言えなかった。生死の境をさまよったのだから。

ワイシャツ「こんなふうに、当たり前のように笑っていられる事がどれだけ幸せか、分かったんです。」

俺「ああ、そうだな。」

ワイシャツ「それで…俺、お笑い芸人になろうかと思うんですよね。みんなに、当たり前のように笑える喜びを分けてあげたくて。」

俺「ハハ、そいつはいいや!テレビ必ず見るよ!」

ワイシャツ「えへへ」

俺「じゃあ俺は、ホストにでもなるかな。」

ワイシャツ「えっ、またなんで?」

俺「同じ理由だよ。だが、俺はテレビとか、目立ち過ぎるのは嫌いでな。」

ワイシャツ「あはは、じゃあ、僕のワイシャツをあげますよ、役立ててください。」

俺「ワイシャツ…恩に着るよ。」

そうして俺は、ワイシャツにもらったワイシャツを今日も来て、『フィズムゼロワン』で元気に働いている。













嘘です!

2008/11/09 03:53

コタローと外人(2)

前回までのあらすじ

ロサンゼルスの荒くれ者であるボブ(俺)とお調子者のベニーは、ビックボスにさらわれた愛する女、キャサリンを守るために、奔走していた。
果たしてキャサリンの運命は!?サウスタウンのバターボーイとは何者なのか!!


カランコロン

謎の男「いらっしゃい」

こ洒落たレストランバーに入ると、カウンターにいる恰幅の良い妙齢の男が出迎えてくれた。

ベニー「HotでDeliciousなステーキをくれないか?『ギトギト』のヤツをな」

ベニーがそう言うと、謎の男の肩がピクリと動いた。

謎の男「焼き加減はどうする?」

ベニー「ミディアムレアで、バターたっぷり。」

そう言うと、謎の男はステーキを焼いて持ってきた。よく見ると、皿の下にメモが挟まっている。

ベニー「Thank you、『バターボーイ』美味しく頂くぜ。」

そしてベニーと俺は、ステーキには手を付けずに、店をGO OUTした。

俺「彼が通称『ヒューマンマップ』バターボーイか。となれば、こいつはステーキなんかよりもよっぽどHotなメモなんだろうな」

ベニー「あぁ、ここまで『ギトギト』で肉汁たっぷりな『裏地図』を作成できるのは、ロサンゼルス中を探し回ってもバターボーイだけだぜ。」

そのメモには、ビッグボスが仕切っている一帯の、詳細な地図が書いてあった。裏路地から、下水道まで…

俺「流石だな。ここまでの詳細な地図を作り上げるには、『死に物クレイジー』な調査が必要なはずだぜ。デンジャーブリッジ…ジャパニーズ『危ない橋』だぜ。」

ベニー「あぁ、しかし、組織力で負けている俺達には、必要不可欠なシロモノだぜ。お前にとってのBaconLettuceBurgerみたいなもんだ!?」

俺は、「全くだ」とだけ言っておいた。

俺「トマトケチャップになるなよ。大好きなホットドッグがまずくなっちまう。」

ベニー「お互いな。この件にカタが着いたら、たらふくホットドッグを食べようぜ。もちろん、キャサリンも一緒にな!」

俺「ああ、ノーマルデイズ…ジャパニーズ『普通の日常』に戻ろうぜ!」


そうして俺達は、バターボーイの渡してくれた『裏マップ』を頼りに、ビッグボスからキャサリンを取り戻す術を模索するのだった。







続く(かも)

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